【柏市】朝7時から小学生の居場所を無料提供へ「朝の児童の居場所づくり事業」10月1日開始|西原小・柏第六小・高柳小でモデル実施

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柏市は、保護者の就労などにより登校前の朝の時間帯に児童を見守ることが難しい家庭を支援するため、令和8年10月1日(木)から「朝の児童の居場所づくり事業」のモデル事業を開始します。

令和8年度は柏市立西原小学校・柏市立柏第六小学校・柏市立高柳小学校の3校で実施。午前7時から学校の昇降口が開くまで、学校敷地内のこどもルームやアフタースクールルームで、児童が読書や自習などをして過ごせる居場所を無料で提供します。

保育園などより小学校の登校時間が遅くなることで、保護者の出勤時間との間に空白が生じる、いわゆる「朝の小1の壁」への対策として期待される取り組みです。ただし、利用対象は1年生に限定されず、条件を満たす小学1年生から6年生までとなっています。

要点まとめ

項目 内容
事業名 朝の児童の居場所づくり事業(モデル事業)
開始日 令和8年10月1日(木)
実施校 西原小学校・柏第六小学校・高柳小学校
対象 実施校に在籍し、保護者が就労等により朝の時間帯に家庭にいない1~6年生
開始時刻 午前7時
終了時刻 西原小・高柳小は午前7時45分、柏第六小は午前7時50分
受付 各校とも終了時刻の10分前まで
利用料 無料
見守り シルバー人材センター職員
利用登録 事前登録制。翌月1日から利用する場合は原則として前月15日までに申請
問い合わせ 柏市教育委員会 生涯学習部アフタースクール課 04-7192-8581

3校で朝7時から実施

モデル事業は、学校敷地内にあるこどもルームまたはアフタースクールルームを利用して行われます。

実施校 実施時間 主な実施場所
柏市立西原小学校 午前7時~7時45分 こどもルーム
柏市立柏第六小学校 午前7時~7時50分 こどもルーム
柏市立高柳小学校 午前7時~7時45分 アフタースクールルーム

受付は、それぞれ昇降口が開く10分前までです。登校時間が近づくと見守り員から声をかけ、児童は昇降口へ移動します。

対象は「小学1年生」だけではなく1~6年生

「小1の壁」という言葉から新1年生向けの制度と思われがちですが、柏市の利用案内では、対象はモデル事業実施校に在籍する小学1年生から6年生までとされています。

そのうえで、保護者が就労などの理由により、朝の時間帯に児童を見守ることができない家庭であることが利用条件です。

柏市は、保育園などの登園時間と小学校の登校時間の違いによって保護者の働き方に影響が生じる「朝の小1の壁」の解消を事業の目的としており、令和8年度のモデル実施を通じて今後の運営方法を検証します。

「朝の学童保育」ではない点には注意

この事業で特に注意したいのが、学童保育のように児童を保育する制度ではないという点です。

柏市は「保育」や「教育・学習指導」を行うものではないと明記しており、児童は学校が始まるまで、読書や自習などをしながら静かに過ごします。

見守りを担当するのはシルバー人材センター職員で、学童保育のように放課後児童支援員資格を持つ職員による運営とは異なります。

利用料は無料、市が保険にも加入

利用料は無料です。

万が一の事故などに備え、柏市の負担で傷害補償保険と賠償責任保険にも加入します。

利用中に児童がけがをしたり体調を崩したりした場合は見守り員が初期対応を行いますが、状況によっては保護者への迎えの依頼や救急車の要請が行われる場合があります。利用中は緊急時の連絡を受けられる状態にしておく必要があります。

10月1日から利用するなら9月15日までの申請を

利用には事前登録が必要です。

申込み自体は随時可能ですが、柏市の利用案内では月初から15日までに申し込んだ場合、翌月1日から利用可能とされています。そのため、令和8年10月1日のモデル事業開始時から利用したい場合は、原則として9月15日までに申請しておく必要があります。

申請完了後は利用可能となり、初回利用時に利用決定通知書と利用カードが渡されます。2回目以降は利用カードを毎回持参します。

なお、登録したからといって毎日利用する必要はありません。柏市の利用案内では出欠確認は行わず、利用しない日の欠席連絡も不要とされています。

利用時の注意点

  • 安全のため、登校時はできる限り保護者の付き添いが求められています。
  • 車による児童の送迎はできません。
  • 朝食などの食事はできません。水筒による水分補給は可能です。
  • 体調不良や発熱が疑われる場合は利用できません。
  • 朝の居場所までの登校中の安全管理は家庭で行う必要があります。
  • 見守り員の指示に従わない場合や迷惑行為などがあった場合、利用を断られることがあります。
  • 在籍する学級・学年が学級閉鎖などとなっている期間は利用できません。

土日・祝日や長期休業日は実施しない

実施日は原則として月曜日から金曜日の平日です。

土曜日、日曜日、祝日、長期休業期間、振替休校日、年末年始などは実施されません。また、台風や地震などによって学校が臨時休校となった場合や、始業時刻が繰り下げられた場合にも事業は実施されません。

天候不良などにより事業を中止する場合は、学校連絡システム「sigfy(シグフィー)」で案内されます。

モデル事業の結果を踏まえて今後の拡大を検討

令和8年度は西原小・柏第六小・高柳小の3校限定ですが、柏市はモデル事業の検証結果を踏まえながら、今後の実施校拡大を検討するとしています。

柏市は令和9年度以降の本格的な事業展開を目指しており、今回の3校での利用状況や運営上の課題が、今後の市内展開を判断する材料となります。

申請・問い合わせ先

利用申請や最新の利用案内、各学校の実施場所については、柏市公式サイトの「朝の児童の居場所づくり事業」のページで確認できます。

柏市公式サイト「朝の児童の居場所づくり事業」のモデル事業を開始します

柏市教育委員会 生涯学習部 アフタースクール課
電話:04-7192-8581
所在地:柏市大島田48番地1(沼南庁舎3階)

なお、この事業については各小学校へ直接問い合わせないよう柏市が案内しています。制度や申請に関する問い合わせはアフタースクール課へ行ってください。

デジラボより

保育園時代には早朝から預けられても、小学校に進学すると登校時刻まで子どもを一人にできず、保護者の出勤時間との調整が必要になるケースがあります。今回のモデル事業は、その「朝の空白時間」に市が居場所を設ける取り組みです。

一方で、学童保育のような「預かり」ではなく、登校中の安全管理や体調管理などは家庭側で行う必要があります。利用を検討している家庭は、制度の性格と利用条件を確認したうえで、10月からの利用を希望する場合は早めに事前登録を済ませておくと安心です。