【野田市】鈴木貫太郎記念館の新館整備を再公募|延床約1,100㎡、工事費・開館日は今後の協議へ

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野田市は2026年10月7日、鈴木貫太郎記念館の整備事業について、設計・施工を担う事業者の公募型プロポーザルを再公告しました。6月10日に公告した募集の実施要領などを見直したもので、延べ面積約1,100平方メートルの新しい記念館を整備する計画です。

現在は事業者を選ぶ段階です。再公募資料では設計15か月、工事20か月を想定していますが、具体的な着手日・完了日は受注者との協議で決めるとされ、新館の開館日は確定していません。整備の目的、予定される施設、再公募で示された費用と今後の日程を整理します。

関宿町の記念館を新館として整備する計画

事業 野田市鈴木貫太郎記念館整備事業
計画地 野田市関宿町1273番地
敷地面積 約5,400㎡
新館の規模 延べ面積約1,100㎡
再公募公告 2026年10月7日
事業者選定 設計・施工一括発注方式による公募型プロポーザル
想定期間 設計15か月、工事20か月。具体的な日程は協議で決定
開館日 再公募資料では確定日を示していない

市が求めているのは、既存建物の復旧だけではなく、鈴木貫太郎の生涯と業績を伝え、平和の尊さを次世代へ発信するための新しい記念館です。新館は、市内外の文化・観光施設や周辺史跡とも連携し、関宿地域の回遊を促す文化・交流の拠点を目指すとされています。

台風被害と耐震診断を経て再建へ

鈴木貫太郎記念館は、終戦時の内閣総理大臣として活動した鈴木貫太郎の業績を紹介するため、1963年に旧宅の隣に開館しました。その後、関宿町に移管され、現在は野田市が管理しています。

2019年10月の台風19号による雨漏りで展示室が浸水し、同年10月14日から臨時休館となりました。施設の老朽化も進んでおり、耐震診断でコンクリート強度が著しく低いことが分かったため、大規模な施設修繕は困難として、新しい記念館を再建することになりました。

この背景から、今回の整備は展示室を元に戻すだけの修繕ではありません。貴重な資料を保存・展示する機能を整え、学習や交流の活動も展開できる施設を建設する事業として進められています。

展示・収蔵・調査研究・交流の機能を計画

再公募の要求水準書は、収集保存、調査研究、展示公開、生涯学習、発信、交流という6つの事業を展開する施設としています。新館の計画には、資料を保管する収蔵庫、資料整理室、市民研究室、常設展示場、企画展示室、展示ギャラリー、エントランスホールなどが含まれています。

常設展示場は約199㎡、企画展示室は約81㎡、展示ギャラリーは約54㎡が基準面積として示されています。単に展示を見るための空間だけでなく、資料を保管・整理し、研究や発信につなげるためのエリアも構成に含まれています。

外構では来館者用の駐車場・駐輪場などを整え、大型バスの来館も想定しています。ただし、具体的な駐車台数などは設計で提案するものとされています。敷地内の邸宅跡地では石碑の再配置や歩廊デッキなどを検討し、周遊・休憩できるエリアを設計に反映する方針です。

これらは事業者に求める設計上の条件・計画です。完成済みの施設や、現在利用できる設備の紹介ではありません。具体的な展示内容や開館後の利用案内は、今後の発表を確認する必要があります。

建物と展示を一体で提案し、契約は分ける方式

今回の募集は、設計と施工を一括して考える「デザインビルド」の方式です。市は、施工を見据えた合理的な設計を行い、費用の削減や工期の短縮を図ることを目的として説明しています。価格だけでなく、事業者の意欲、資質、技術的能力なども総合的に評価します。

事業の範囲には、実施設計、展示・ディスプレイの企画・設計、造成、新館建設、外構整備、展示工事などが含まれます。一方、展示工事は専門性が高いため建物本体工事とは切り離して個別に契約し、提案段階では建築と展示を一体のチームで考える構成としています。

既存記念館の解体は、市が石綿の事前調査を行った上で、新館整備の本事業とは別に発注する予定です。再公募が始まったことと、既存館の解体や新館工事がすでに終わったことは区別して確認してください。

設計の想定事業費は1億7,710万円、工事費は未設定

再公募の実施要領に示された設計業務の想定事業費は、消費税などを含め1億7,710万円です。建物・外構の設計、展示の企画・設計、積算、地質調査、許認可申請などを含む設計業務の額であり、記念館整備全体の総工費ではありません。

市は、資材価格の高騰や調達の不確実性、実施設計が完了していないことを踏まえ、再公募では工事費・工事監理費の額を設定していないと説明しています。展示工事についても金額設定はありません。

工事費などは、実施設計の完了段階で物価変動などを反映し、市と施工予定者の協議によって決める方針です。6月の募集資料にあった費用や、設計の想定額をそのまま新館の確定総額として紹介することはできません。

11月に参加表明締切、12月中旬に審査結果公表予定

再公募の実施要領には次の日程が示されています。

予定日 内容
2026年10月21日 質問書提出期限
10月28日 質問回答書公表
11月11日 参加表明書など一次審査書類の提出期限
11月13日 参加資格確認結果の通知・公表、二次審査受付開始
11月27日 二次審査書類の提出期限
12月2日 プレゼンテーション・ヒアリング
12月中旬 審査結果通知・公表、交渉後の契約締結

これは整備事業者を選ぶための日程で、一般の来館者向け予約期間ではありません。応募する事業者は、公式の実施要領にある資格・実績・提出方法などの条件も確認する必要があります。

設計15か月、工事20か月は想定期間です。要求水準書では、設計完了後の金額協議などの期間も含め、全体日程を受注者と協議して決めるとしています。そのため、単純に35か月を足して新館の開館月を推定することはできません。

現地の見学と新館開館は分けて確認を

市の施設案内は、本館が臨時休館中であることを知らせる一方、映像資料の公開、敷地内の関係史跡の見学、副館長による解説などを案内しています。臨時休館中の限定的な見学と、新館の通常開館は別のものです。

訪問を考える方は、野田市「鈴木貫太郎記念館」施設案内で、見学できる内容と開館・閉館の取扱いを確認してください。整備の進捗については、再公募ページの質疑回答、審査結果、契約後の発表が今後の確認先になります。

公式情報・問い合わせ先

公式情報
問い合わせ 野田市 市政推進室(整備事業・再公募)
所在地 〒278-8550 千葉県野田市鶴奉7番地の1
電話 04-7199-4914

※内容は変更される場合があります。最新情報は上記の公式情報・問い合わせ先をご確認ください。

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