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柏市花野井にある旧吉田家住宅歴史公園は、江戸時代から続く吉田家の屋敷で、歴史ある建物と庭園を見学できる場所です。長さ約25メートルの長屋門、茅葺き屋根の主屋、庭に面した書院などが残り、建物の造りと暮らしの歴史をたどる散策に向いています。
2026年の秋は、新蔵ギャラリーで10月14日から12月13日まで「秋の写真展」も開催。建築や庭園を見学しながら、この場所と周辺の季節の風景を写真でも楽しめます。通常の入園料は大人300円、65歳以上200円、18歳未満は無料です。
長屋門から主屋へ。屋敷の構えと建物の違いを見る
吉田家は農業を営みながら名主を務め、金融や穀物売買、醤油醸造にも携わった家です。1826年には小金牧の牧士に任命され、代々、牧の管理にも関わりました。農家としての住まいに、商いの場や格式ある客間が組み合わされている点が、この屋敷の見どころです。
主屋・書院・新座敷・長屋門・向蔵・新蔵・道具蔵・西門の8棟は国の重要文化財。庭園や屋敷林なども国登録記念物(名勝)に登録されています。一棟だけを眺めるのではなく、門、住まい、蔵、庭の関係を見ながら巡ると、屋敷全体の特徴をつかめます。
入口の長屋門は、総けやき造りの大きさに注目
敷地正面にある長屋門は1831年築で、全長約25メートル。総けやき造りで、門扉にはけやきの一枚板が使われています。入口を通る前に門全体を眺めると、左右へ長く延びる建物と塀がつくる屋敷の構えを確認できます。
門の内側だけでなく、屋敷前には芝生広場もあります。建物の細部を見る時間と、屋敷全体の姿を見る時間を分けて過ごせるのも、この歴史公園の特徴です。
主屋では茅葺き屋根と土間の梁組を見比べる
敷地中央奥に建つ主屋は1854年に完成した木造平屋建て。屋根は四方に傾斜する寄棟造りの茅葺きで、軒先の厚みは1メートルを超えます。外では屋根の厚さや深い軒、内部では土間の大きな梁組に注目すると、建物を支える構造を違う角度から見られます。
主屋の茅葺き屋根は2025年に総葺き替えが行われました。保存修理に伴う見学制限は同年11月29日のリニューアルオープン時に解消したと案内されています。ただし、撮影や施設利用による当日の見学制限は別にあるため、訪問前に公園スケジュールも確認しておきましょう。
書院と庭園で、客を迎える空間の造りをたどる
主屋の東には、渡り廊下でつながる書院があります。南側に庭園が広がり、茅葺きの主屋とは異なる瓦葺きの屋根を持つ建物です。庭に面した縁側、座敷の欄間、床の間や違い棚など、客間として整えられた部分を見比べてみてください。
書院の襖の上には花菱組子の欄間があり、部屋を仕切る建具にも細かな意匠が見られます。主屋の土間や太い梁と、書院の座敷まわりの細工を続けて見ると、同じ屋敷の中でも空間の役割によって造りが異なることが分かります。
主屋の北側に接続する新座敷は、家族の生活の場として使われた建物です。その東側には枯山水の庭と、背後に竹林を望む庭園があります。書院側の庭だけで見学を終えず、新座敷と庭の組み合わせにも目を向けると、接客の場と家族の空間の違いをたどれます。
なお、2026年10月19日の公式情報確認では、今季の紅葉の見頃や色づき状況を確定できる案内は確認できませんでした。秋の訪問でも、紅葉が見頃であることを前提にせず、建築・庭園の見学や会期中の展示を目的に予定を立てるとよいでしょう。
秋の写真展は新蔵ギャラリーで。最終日は14時まで
「秋の写真展」では、旧吉田家住宅歴史公園や周辺の季節折々の風景写真を展示します。会場の新蔵は主屋の前庭に面する木造2階建ての蔵です。建物や庭の見学に、地域の風景を写真で見る時間を組み合わせられます。
| 会期 | 2026年10月14日(水)~12月13日(日)。休園日は実施なし |
|---|---|
| 時間 | 9時30分~16時30分。最終日の12月13日は14時まで |
| 会場 | 新蔵ギャラリー |
| 展示 | 猪又かじ子/柏写楽会 |
| 料金 | 展示の入場料は無料。ただし、公園の入園料が別途必要 |
写真展の無料案内は、公園全体が無料になるという意味ではありません。写真展を目的に訪れる場合も、下記の年齢別の入園料を確認してください。
開園時間・料金と、訪問前に確認したいこと
| 開園時間 | 9時30分~16時30分 |
|---|---|
| 休園日 | 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日以降の平日)、12月29日~1月3日 |
| 個人の入園料 | 大人300円、65歳以上200円、18歳未満・障害者は無料 |
| 無料の休憩スペース | 物販・カフェは無料で入れる休憩スペースとして案内。飲食・商品の購入は別途 |
| トイレ | あり |
大人以外の料金区分では、年齢の分かる証明書など、区分を確認できるものを用意しましょう。障害者の無料利用は障害者手帳またはミライロIDの提示が必要で、障害者1人につき介護者1人まで無料です。
開園日でも撮影や施設利用のため、一部の部屋などを見学できない場合があります。施設全体の貸切で入園できない場合もあるため、見たい建物が決まっている方は、公式の公園スケジュールや管理事務所で利用状況を確認すると確実です。
柏駅・柏たなか駅から「花野井神社」へ。駐車場は無料
公共交通では、JR・東武線の柏駅西口から東武バスを利用できます。公園公式案内では5番乗り場から柏市立高校・東急柏ビレジ・柏たなか駅行きのいずれかに乗り、「花野井神社」で下車する経路を紹介しています。つくばエクスプレス柏たなか駅からも、柏駅西口行きなどのバスで同停留所へ向かえます。
停留所から公園までは、公園公式で徒歩5分、柏市の施設案内で徒歩約6分とされています。徒歩5~6分が目安です。見学の入口となる長屋門を目指し、バスの運行時刻は利用日に合わせて確認してください。
所在地は柏市花野井974-1。無料駐車場は一般用46台(うち身体障害者用2台)、大型用2台です。駐車料金と屋敷見学の入園料は別の扱いになります。大型車は周辺道路の規制があり、公式案内では来園前に柏警察署で許可を取るよう求めています。
公式情報・問い合わせ先
| 公式情報 | |
|---|---|
| 問い合わせ | 旧吉田家住宅歴史公園 管理事務所(指定管理者:一般財団法人柏市みどりの基金) |
| 所在地 | 〒277-0812 千葉県柏市花野井974-1 |
| 電話 | 04-7135-7007 |
※内容は変更される場合があります。最新情報は上記の公式情報・問い合わせ先をご確認ください。
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